【REVIEW】Howie Lee『Socialism Core Value III』(2019)
どうやら中国のベースミュージックが面白いらしいっていうのは前々から少し噂になっていたし、タイとか韓国とかからどんどん新しいその手の音楽も流入してきて、更にはHIP HOP界隈では88risingの台頭(厳密には彼らは中国というよりアジアン・アメリカンっぽいですが)なんかもあったので自ずとこのHowie Leeに目が行きました。
STUDIO VOICE vol.413「Flood of Sounds from Asia いまアジアから生まれる音楽」
での大々的な特集やも非常に興味深い内容でした。
シリーズ三作目となるこちらでは更に実験的に中国の伝統的な旋律や歌謡、楽器などの素材をサンプリングして、UK仕込みの硬質なビートに乗せることで新たな「純中国産」の音楽を生み出しています。
「社会主義核心価値観」という人を食ったようなタイトルはHowie LeeがパートナーのVeeekyと手がけるブランド"SCV (Socialism Core Value)"でも使われている彼らにとって重要なモチーフのようです。
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